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Girlside Letter vol.14

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August 2022:Summer Reading
Girlsideも1weekの夏休みをいただきました♡
まだまだ暑さが続いているので、今回はPop Upを開催し今日からオンライン展開する、Summer Reading Zineを発行するNine Stories・加藤さおりさんのインタビューをお届けします!

※以下、G:Girlside/S:Saiori

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G:まずは、さおりさんの活動について教えてください。どんなことをメインに活動していますか?Nine Storiesのスタートについてもぜひお話を聞きたいです。

S:一言で説明するのがとても難しいのですが、基本的にはプリントから縫製・流通までを全て一人で担当し、布製品を制作・販売しています。また、映画や文学、音楽など10代の頃から助けられてきたカルチャーへの恩返しや新しい世代への受け渡しといった事を常に意識しながら、映画のタイアップや宣伝のお手伝い、執筆など少しでも文化が豊かになるお手伝いが出来そうな事は積極的にするように心掛けています。
雑貨の仕事をしていた時期もあった事から、海外のDIYでものづくりをしているお気に入りのクリエイターの作品を取り扱う仕事は出来ないか?などと考えていたある日、自分で作ってしまおうと思い立ちました。そうすれば資金面など様々な問題がクリアになるような気がしました。とんでもなく不器用な私がものを作るという事はとてもチャレンジングでしたが、丁寧に作る事でなんとかなるような気もして、作品より先にホームページを立ち上げ、場を作りました。思い返すと衝動的すぎて我ながら恐ろしいです。

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G:Summer Readingの企画はどんなきっかけでスタートしましたか?

S:恒例となりつつある企画ですが、一年目はGirlsideのディレクター多屋澄礼さん、クリエイターの富沢櫻子さん、私という3人の読書好きでスタートしました。互いに読書好きな私たちは、いつか本の企画でも出来たらいいね、などと話していました。
3人で話し合い、課題図書を選出して夏までに同じ本を読み、空気感を共有しながら個々の作品の制作にあたりました。この年の濃密な体験、読書体験を共有するということにすっかり虜になり、翌年もサマーリーディングという特別な季節の読書体験についてジンを作りたくなりました。Girlsideさんでも引き続きポップアップショップを展開してくださることなりました。私の中でも特別な企画であり、NINE STORIESとしての活動よりもパーソナルな思いで動いています。
3年目からは夏の制作期間をこの企画のために空け、仕事のペースも配分するようになりました。読書の価値を押し付けるようなものでは無く、軽やかに、人生の選択肢の広さや小さな喜びについて提案する、あらゆる人に取ってハードルが低くささやかな存在でありたいと思っています。

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G:選書をするメンバーはどのような基準で選んでいますか?

S:まず、本に関する原稿を書いて頂くので、日常的に読書をしている人。そして実際に知っている人でもあり、個人的に面白いと思う人、独自の視点で本を読んでいる人、リスペクトしている人にお願いしています。

■Nine Stories
色彩、記憶、物語をテーマに2014年にNINE STORIESとしてものづくりの活動をスタートする。
活動名の由来は、たくさんの物語を作っていきたいという思いを込めて。
百貨店催事や個展を中心に大阪にて活動中。
映画館、配給とのコラボレーション企画も行っている。

https://www.instagram.com/saori_ninestories/
https://twitter.com/tw_nine_stories

次週 Vol.15に続く♪